熱い男1
〜その名は「マルヤマ タカシ」〜
かたけんの熱い男をあげると、
やはり一番は社長の「マルヤマ タカシ」であろう。
私、「マルヤマ」は「マルヤマ タカシ」の娘である。
幼い頃から“父”を見てきたので“父”のことはわかっているつもりだった。
“父”は15歳から住み込みで大工の修行をはじめ、
20歳で年季明けをし、奉公をしたあと、25歳で丸山建築工業を立ち上げた。
仕事は大変だったようで、幼い頃遊んでもらった記憶はほとんどない。
私はかなりのやんちゃものだったので、悪いことをしたときに
げんこつをくらっていた記憶のほうが多い。(私、か弱い女の子なのに…)
なので、
“父は遊んでくれない”
“父は怖い”
というのが子供の頃からの印象だった。
4年前、私は“怖い父”の会社に経理として入社させてもらった。
そこで初めて目の当たりにしたのが“父の仕事”。
「お客様にいい家に住んでもらいたい!」
という、父の強い気持ちを初めて知った。
そしてその気持ちに賛同するかたけんのみんなが、がんばって仕事をしてくれていた。
その光景を見た私は、なぜ父が遊んでくれなかったのか納得できた。
(兄と妹はたぶんまだわからないと思う。)
家族を犠牲にしてまで仕事をしてきた“ダメな父”は、実は“立派な父親”だった。
「熱い父」の想いを感じ、かたけんを選んでくださるお客様が本当にありがたい。
“父の熱い生き様”をこれからも見守りたいと娘は思う。