涼しい話
暑いので少しは涼しくなるように冬の話をしたいと思う。
我が家はエアサイクル工法で建てた家だ。
数年前、妹の友達が真冬に我が家へ遊びに来た時の話。
「キャーキャー!
アハハハ!
マジで〜!?」
と部屋のドアを締めていても、女子高生の声は響く。
「うるさいな〜」
と思いながらも、自分の友達が来たときもこうなので我慢する。
しばらくして
「トイレ借りるね!」
と言って友達が一人部屋からでてきた。
トイレが終わって部屋に戻ったとたん、その子が
「めぐちゃんち、廊下にでても全然寒くないね!なんで?」
と言っていた。その質問に妹は
「うちはエアサイクルだからね〜」
と誇らしげに答えていた。
『涼しい』とか『あたたかい』とか
住んでいるとそれが当たり前になってしまい、麻痺してしまう。
我が家が『あたたかい』と妹の友達の一言で実感させられた。
あれ?
涼しい話をしようと思ったのに最後は「あたたかい」で終わってしまった…